簡単インストール

純正キャリパをそのまま使用する設計となっておりますので、無加工での装着が可能です。また車種によりブレーキローター径を大径化する設定もあります。その場合は純正キャリパーを円周方向外側へ移動するスペーサーや取付用のロングボルトも付属しております。

バネ下重、車両重量の軽減

ベルハットにアルミ材を使用する事で車種によっては純正のローター比で1枚当り1.8〜3.6kgの軽量化が可能です。
車両自体の軽量化、バネ下重量の軽量化によって運動性能の向上が図れます。

冷却性の向上

ベルハット及びローター部分の2ピース構造により、高い冷却性能を実現しています。
DISC中央のベルハットは6061-T6アルミニウム製でローター部分は鋳鉄製を採用し、レーシングカーと同じ材料を使用する事で冷却性をアップしています。

ブレーキパッドの高寿命化

冷却性能の向上と硬度の高い鋳鉄製ローターにより、ブレーキパッドのライフが長くなります。 同一な条件のもと行った当社のテストでは他社製品と比べて約2倍のライフを記録したこともあります。 また、スリット入りローターの場合ドリルドローターと比べヒートクラックの発生が抑制されるので、 ブレーキパッドだけでなくブレーキローターのライフも延びます。

リプレイスメントローター

2ピース構造を採用する Giro Disc ではブレーキローターが消耗した場合、リプレイス用のローターリングをご用意してお センターのベル部分はそのまま使用し、専用のボルトナットによって組み替えて使用することで、新品へ交換するより経 諸貸このリプレイス用ディスクの販売は取付用ボルト類は別売りとなるケースが多いですが、GiroDiscでは取付用の すべて含んでの価格設定となっております。

リーズナブルな価格設定

高品質な2ピースローターでは比較的リーズナブルな価格設定とし、消耗品としてのブレーキローターの費用負担を軽減

チタンシールドシム

サーキット走行など継続的にハードブレーキングを行う場合、ブレーキとブレーキディスクとの摩擦で熱 が生じます。

その熱がブレーキパッド→ブレーキキャリパー→ブレーキフルードと伝わり、ブレーキフルードが沸点に まで達してしまう事があります。この現象をペーパーロックと言いますが、ペーパーロックが起こるとブ レーキを踏んでも、その踏力がブレーキキャリパーに適切に伝わらず非常に危険な状況になります。

チタンシールドシムはそのような現象の発生を極力防ぐための部品です。
チタンの熱伝導率は低く、純チタンでの比較で熱伝導率は鉄の 1/4、銅の 1/23 になります。

ブレーキパッドとキャリパーの間にこのチタンシールドシムを挟み込むことで、熱がキャリパーに伝わる ことを防ぎ、長い時間サーキットを走ってもブレーキのフィーリングが劣化しにくくなります。

サーキット走行後に毎回ブレーキフルードの交換を行う事は安全確保のために重要ですが、チタンシール ドシムを使用する事によりブレーキフルードの劣化を防ぎ、ブレーキフルード交換のスパンを延ばす作用 もありますので、経済的に見ても効果的なパーツです。

ポルシェ専門誌『911DAYS』編集長である日比野 学氏のサーキット用車両ポルシェ 996GT2 に GiroDisc を装着しました。

日比野氏は 996GT2 で RUSHカップや走行会などに積極的に参加しサーキットでハードな走行を繰り返し ている状況なので、GiroDisc の性能をよく知るユーザーさんの一人です。 その人の言葉には重みがあります。

『1年ほど前から、フロントにジローディスクを装着している。純正交換なら2回は 交換するペースでサーキット走行を行っているが、ブレーキパッドの交換 だけでブレーキディスクは無交換のままだ。ドリルドディスクではないから、ひび割れも当然なく、冷却効果も高いおかげで摩耗限界ラインまで使える。まだまだ摩耗 限界まで数mm 残っている状態だ。』

このように GiroDisc がいかに性能面でも経済的な面でも優れているか分かると思います。
ブレーキパッドも1.5~2倍の使用限度まで延びているとの事で、制動力がアップしながらも、ノーマ」 ルの倍以上のライフを持ち、そのコストパフォーマンスは圧倒的です。

GiroDisc の優れたベンチレーション効果で他社のブレーキローターに比べ冷却性能が高いので、ブレー キパッド表面の温度が上がらずライフの延長につながっています。